森 悠 先生 / 森 由佳 先生
- 2022年9月開業
- 〒468-0025 愛知県名古屋市天白区高坂町88-1
- 内科、循環器内科、小児科、アレルギー科
まず、開業の準備はいつ頃から始められたのでしょうか？
初めて開業セミナーに参加したのが2019年の3月で、そこから徐々に情報収集を始めました。
そして、戸建てやテナントといった形態にはこだわらず、立地を重要視して物件を探しました。2019年から3年半近い時間をかけて開業しましたので、一般的には長い時間をかけたのではないかと思っています。（院長 先生）
開業地についてはどのようにお考えでしたか？
まずは立地ありき、立地が全てと言っても過言ではないくらい大切だと考えていましたので、かなり慎重に探しましたね。（院長 先生）
ここで開業しようとお決めになったポイントは何でしたか？
一つには、診療圏調査で数値化されて見込み患者数が分かったということがありますが、やはり自分が現地に足を運んで、交通量や周辺の住環境、学校や保育園の立地などを確認してみて「ここは絶対にいいな！」と思えたことですね。あとは、ウエルシアさんが10年くらいここで営業されていたことから「認知度はかなり高い」と思ったので、時間をかけて見てきた中で一番良いと考えてここに決めました。（院長 先生）
物件選びなどでご夫婦のご意見が分かれたことはありましたか？
候補地についてはなかったですね（笑）。二人の意見がピタリと合いました。ここは土地が平でシンプルな長方形だったことも、私は気に入っていました。ここにクリニック、ここにウエルシアさんの店舗といったように、開業後の姿を想像しやすくて。（副院長 先生）
ウエルシア薬局のサポートは如何でしたか？
すごく良かったと思います。（院長 先生）
すごくサポートしてもらえました。（副院長 先生）
担当の荒木さんがすごく話やすかったですね。（院長 先生）
何か困ったことがあっても、荒木さんに相談するとうまくまとめて解決してくださって、お人柄も含めて頼りになりました。もちろんウエルシア薬局さんとしてのサポートというのも、私たちがやりやすいように対応してくださったという印象が残っています。（副院長 先生）
開業までに苦労されたことはありましたか？
全部大変でした。全てが初めてのことだらけなので、どれがと決められないくらい大変でしたね。ただ、その中でも一番というと設計ですね。途中で設計事務所を変更したこともあり、初めての経験の中で、自分たちでも勉強しながら、一からクリニックを作り上げていくというのは本当に大変でしたね。
開業されてから苦労されていることはありますか？
私は比較的開業までの時間が長かったので、その間に経営のことや会計のこと、人事マネジメントなどを個人的に勉強していたので、開業してから「これは困った。どうしようもない。」ということは、幸い今のところないですね。良いスタッフにも恵まれて、一人の離職者もなく、開業してからピンチというのはないですね。（院長 先生）
私は一つだけ、これは大変なことというか、今までは働いてきた大きな病院と違い、患者さんの声を自分たちでダイレクトに受け止める機会が増えて、患者さんとの距離感をつかむまでに少し時間が必要だったという気はしています。（副院長 先生）
開業されて良かったと思うことは何ですか？
自由度が高いことですね。診療時間もお休みの日も、もちろんスタッフさんの意見も聞きながらですが、自分たちで決めていける、やるべき仕事、やらない仕事を自分たちで決められるのは本当に自由度が高いと思います。（院長 先生）
病院勤務の時は、病院のネームバリューで患者さんが来ていたのが、今は「私にかかりたい」という形で来てくれるので、それが素直に嬉しいですね。（副院長 先生）
これから開業される先生にアドバイスをお願いします！
まずは人の面で、この人と長く一緒に働きたいと思える人を迎え入れることがすごく大事だと思います。あとは、開業してから困らないように、診療以外のレセプトなどの知識も勉強しておくと良いと思います。（副院長 先生）
経営するにあたって、強固な理念というものを作っておくべきだと思います。それがないと職員採用の時に採用基準がブレてしまいますし、自分自身も、やっていくうちに色々なことが起こっていきますが、理念さえしっかりしていれば、そこに立ち返って考えることができます。何のために開業するのか、目指すべきものは何なのかということを明確にしておくことが必要だと思います。私もかなり長い間考えて、妻(副院長)ともよく相談をして作り上げて、今でも迷った時は理念に立ち返って、「こういうクリニックだよね」と確認しながらやっていますので、これから開業される先生方も、それは絶対にやった方が良いと思いますよ。（院長 先生）