つさかこどもおとな皮膚科・泌尿器科

津坂 聡子 先生

院内の様子
  • 2021年7月開業
  • 〒176-0002 東京都練馬区桜台1-28-8 ウエルシア練馬桜台店2階
  • 一般皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科、泌尿器科、女性泌尿器科

まず、開業の準備はいつ頃から始められたのでしょうか?

津坂 聡子 先生

準備としては1年程前からですが、ウエルシアさんの物件を見つけてからですと、6ヶ月位で開業まで一気に辿り着くことができました。
大きな病院で勤務医をしておりましたが、年々、若い方からお年寄りの方まで美意識が高まっていることを感じていました。「シミやイボを取りたい」というご要望をいただくことも多く、保険診療の範囲でできるだけの対応をしていましたが、開業すれば保険診療もしっかりと行いつつ、美容についてもより良い対応ができるなということを常々考えていました。

大きな病院ですと待ち時間も長くなりますし、患者さんも些細なことで受診してはいけないような雰囲気をお持ちでしたので、ちょっとした虫刺されや湿疹でも何でも、皮膚・爪・髪に関することならいつでも気軽に何でも相談できる、敷居の低い皮膚科を作りたくなっていたんです。

開業地についてはどのようにお考えでしたか?

以前に住宅街で勤務していたことがありまして、その頃に地域にお住まいの多くの方々から、「大きな病院に行くのは気が引ける」といったご相談を多くお受けしていました。落ち着いた環境で、小さなお子さんの頃から受診していただき、その子が大きくなるまで見守りながら地元に根付いて、お年寄りになっても通っていただけるような、地域の方々とともに歩めるような、そんな希望がありましたので、それには練馬区はうってつけかなと思っていました。

ここで開業しようとお決めになったポイントは何でしたか?

私自身、小さな子供がおりまして、待ち時間が長くなると持て余してしまうことがあるんです。そういう点でここは医療モールになっていて、下の階にはウエルシアさんがあり、近くにはコンビニやスーパーもあるので、比較的時間をつぶしやすく、お子さん連れの方やお忙しい方にも都合が良いのではないかと考えました。また、都内では珍しい患者さんが利用できる無料駐車場と大きな駐輪場があるのも、決定打になりました。
薬局が遠いと患者さんの負担にもなりますので、薬局と一体になれるようなところが良いなと、はじめから漠然と考えてもいましたので、ちょうどこちらの物件を見つけることができ、すぐに決めることになりました。
当初から考えていた理想の物件に近いと感じたので、私の方から連絡を取って、お願いすることになりました。

ウエルシア薬局のサポートは如何でしたか?

開業準備は開業物件が決まる前から行っており、東邦薬品様の開業支援の方にお手伝いしていただいておりました。
ウエルシアさんのテナントに入ることが決定した後に、発足したばかりのウエルシアさんの開業支援の方達にもテナント関係でお手伝いしていただけることとなりました。ウエルシアさんの調剤薬局との橋渡しをしていただいたり、テナントの管理会社との調整をしていただいたりと、とても心強かったです。内覧会では、会場での案内や交通整理までお手伝いいただき、大変助かりました。開業後も定期的に気にかけていただき、今でもお付き合いがあります。ウエルシアさんにお願いして本当に良かったと感謝しております。

開業までに苦労されたことはありましたか?

医療機器を色々と揃えたんですが、それらを購入するにあたって、思っていたより費用が高く、そういう際の値段交渉は経験がなかったので苦労したかもしれません。また、ボールペン1本だけでも誰かが用意してくれることはなく、一から自分で能動的に動いていかなければいけなくて、一つの事業を起ち上げるということは予想以上に大変でした。
例えば、ゴミ箱を買いに行ったり、カーテンを選ぶだけで一日が終わってしまったり、全てが最終的に私の決定になり決断の連続が続くので、常に自問自答しながら、一つずつ進めていきました。

開業されてから苦労されていることはありますか?

医者としての仕事をメインにしていればいいのかなと思っていましたが、開業すると、それこそ小銭の両替から備品の補充なども含めて、医療以外にもやらなければならないことが思っていた以上にあり、大変でしたね。診察以外の仕事で休日もとられてしまうことがあるので、今後改善していきたいなと思っています。

開業されて良かったと思うことは何ですか?

津坂 聡子 先生

「今まで気にしていたけれど治らなかったものが治った。」とか、「こんなことも相談して良かったんだ。早く相談していれば良かった。」とか、そういったお声を聞き、患者さんが喜んでくれていると感じると、クリニックならでは医療ができて良かった、開業して良かったと思いますね。

ご近所の方が患者さんの中心なので、ビジネス街と違ってお付き合いが深くなるというか、旅行に行ってきたからとお土産をいただいたり、医者と患者という関係を超えたご近所付き合いのような関係に近づけていると感じると、とても嬉しく思いますね。それから、病気が治った後も、お肌をもっと良くしていきたいというご相談などもいただいて、化粧品を取り扱うきっかけにもなりました。
とにかく地域柄、患者さんとご家族ぐるみで幅広いお付き合いができていますので、やはりここで開業して良かったと思いますね。

化粧品も取り扱っているんですね

化粧品

クリニックに、はじめから美容目的でいらっしゃる方は、そう多くはないんです。最初は保険診療で湿疹が良くなったとか、そうなると「実はちょっと気にしていたんだけど・・・化粧品のことも聞いていいですか?」と、相談していただくケースが増えてきたので、こちらとしても皆さんに安心して、自信を持ってお勧めできる化粧品を取り扱うことで、地域の患者さんにもっと喜んでもらいたいと思っています。

皆さん、化粧品に機能を求めすぎて、逆に色々と使いすぎてお肌が荒れている方も、よくいらっしゃるんです。本来はご自身に何が必要なのかを見極めることが重要なんですが、最近は化粧品の種類も多くて、それがなかなか大変だと思いますので、普段のケアでお肌の調子が悪いと感じることがあれば、遠慮なく相談してもらうことで、その方に合ったものをこちらでお勧めして差し上げたいと思います。

もちろん、お気軽にご相談にお越しいただければと思います。最近はマスク荒れといって、マスクによるお顔の湿疹もかなり増えていて、それもひどくなるまで我慢されている方もいらっしゃいます。そうなる前に、ほんの軽い肌荒れなどでも、ぜひご遠慮なく受診していただきたいですね。

これから開業される先生にアドバイスをお願いします!

意外と勤務医時代の方がオンとオフがはっきりしていたというか、開業すると休みの日も色々と考えることが多くなり、自分の決定でクリニックの運営が決まってしまうことになります。開業すると、自分の理想とする医療が自分の決定で行える良さがありますが、反面自分の決定はそのまま患者さんやスタッフにダイレクトに影響しますので、責任は重大です。
ただ、私は地域に根ざした医療が行いたかったので、都内ですが良い意味でまだ人間的な暖かさが残っている練馬区で、かつウエルシアさんのテナントで開業できたことは、私にとってとても幸運だったと思います。

皆さんもなぜ自分が開業したいのか、またどんな医療を提供したいのかといったことが固まっていれば、ぜひウエルシアさんに一度ご相談されると良いと思います。